奈良の生け花教室レポートと3分でわかる花 【奈良 高の原 奈良女子大学 紫陽花】

6月2週目の備忘録です。

その週に行ったお稽古内容と、花の取り合わせ、植物のちょっとした

豆知識を掲載しています。

花の取り合わせや豆知識は普段のお花選びの参考に

していただけます。

※週のまとめ動画はこちらです。

【お稽古レポート】

今週は、三条通教室が7日、9日に、奈良女子大学華道部が6日、イオンモール高の原JEUGIAカルチャーセンターが7日にありました。

6日の奈良女子大学華道部では、自由花のお稽古を行いました。

紫陽花、サンダーソニア、キキョウ、木苺を使用しました。

いつもは主材となるものを伸びやかに使うことが多いのですが、

今週は、焦点がばらけないようにということで、

全体的に低く使用するようにしてもらいました。

初めてのお題なので、難しかったようで、てこずっていましたが、

しっかりとまとめてくれました。

※動画はこちらです。

7日、9日の三条通教室のお稽古では、

生花は紫陽花とハランの1種生を、

自由花は紫陽花、ひまわり、ふとい、チョコレートコスモスを使用しました。

生花は先週通り紫陽花の1種生をしました。

比較的、しっかりした紫陽花だったので、やりやすかったです。

ハランは基本の花材ですが、写真をとったときに、葉先を全て見せるのは難しいので、そういう意味ではお稽古のしがいがあります。

また、植物の出生における陰陽理解が進みやすい花材です。

さらに葉なので、痛みにくいこともあり、何度も生けなおしをしてお稽古すると良いです。

自由花も先週同様でしたが、黒百合のシーズン終了に伴い、花材がチョコレートコスモスに変わりました。

7日夜は、イオンモール高の原JEUGIAカルチャーセンターで、お稽古でした。

生花は紫陽花を、自由花は紫陽花、ひまわり、ふとい、チョコレートコスモスを使用しました。

今回は体験に来られた方もいらっしゃいましたので、5人でお稽古をしました。

※動画はこちらです。

【本日の花 紫陽花】

本日は紫陽花についてお話をしたいと思います。

現在よく見かける、写真の様な紫陽花はもともと日本に自生していたガクアジサイから生まれたものです。

それが、中国・西洋に渡り、品種改良されて逆輸入されてきました。

学名はHydrangea nacrophylla var. otakusa ですが、

日本の長崎や日蘭貿易と大きく関係します。

高野長英を代表する江戸時代の医学者を育てた、ドイツ人医師のシーボルトがその名づけの親だといわれています。

シーボルトの日本夫人であったお滝、彼は彼女を『おたきさん』と呼んでいました。

彼の話す日本語の外国人独特の訛りから、おたくさとなったのではと言われます。

万葉集の頃からあじさいの歌は詠まれていますので、

その頃から原種のあじさいは日本に自生していたのだろうと

推測できます。

奈良市の萬葉植物園にも、あじさい園があり、数々の品種が植えられています。

花の色が変わるので、気移りなどと連想されるため、婚礼の席に生けるのは向かない花とされています。

因みにこの品種は紫香梅という品種で、枝が細くて、面白いので個人的に好きな品種です。

本日もご覧頂きありがとうございました。

引き続きよろしくお願いします。

田中 拝

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