

奈良のいけばな教室レポートと3分でわかる花 【奈良 日本料理おばな 連翹】
3月4週目の備忘録です。 その週に行ったお稽古内容と、花の取り合わせ、植物のちょっとした豆知識を掲載しています。 花の取り合わせや豆知識は普段のお花選びの参考にしていただけます。 【お稽古レポート】 今週は火曜、水曜、木曜、土曜と奈良教室で、 金曜日は日本料理おばなさんでお稽古でした。 奈良教室からです。 22日火曜日は自由花、生花のお稽古をしました。 自由花は、2種類しました。 1つはラナンキュラス、紫ラン、スチールグラス、タマシダの 自由花をしました。 左側のスチールグラスの線を使って、タマシダの右への力の方向性を強調してみました。 もう1つは鳴子ゆり、紫ラン、彼岸桜、都忘れの自由花の 盛る花をしました。 桜のおおらかさを出して、自然的にいけあげてくださいました。 都忘れの紫が低い位置でよく効いて締まっています。 生花は、彼岸桜の1種生をしました。 先週もあげましたが、彼岸桜は細い枝と太い枝をうまく使ってあげると感じのいい作品ができます。 23日水曜日は柳と小菊の生花のお稽古をしました。 手直し前です。 手直し後です。 柳の花がかなりでてきて


奈良のいけばな教室日記と3分でわかる上手に花をいけるコツ 【奈良 西大寺 高の原 彼岸桜】
3月3週目の備忘録です。 その週に行ったお稽古内容と、花の取り合わせ、植物のちょっとした豆知識を掲載しています。 花の取り合わせや豆知識は普段のお花選びの参考にしていただけます。 【お稽古報告】 今週は、奈良と高の原でお稽古をしました。 また、西大寺のウェルネス倶楽部さんで4月開校向けのいけばな教室の説明会を行いました。 14日は黒芽柳と小菊の生花をしました。 黒芽柳ではなく赤芽柳を頼んでいたのですが。。。 手直し前と手直し後です。 全体的にすっきりとするように手直しさせて頂きました。 奈良教室では、15日の火曜日は自由花を行いました。 大輪菊、木藤、イキシアの作品は、木藤の枝の曲りと、イキシアの真っ直ぐな線を対称にして、盛花風に仕上げた形です。 もう1つのカラテア、ラナンキュラス、カーネーション、カスミ草は、カラテアの葉を大きく見せ、それを背景に他の材料を配しました。 続いて、夜は高の原教室でお稽古でした。 高の原教室では、彼岸桜の生花と、アスパラガス・ガーベラ・イキシャ・スチールグラスでの自由花をしました。 生花の彼岸桜は小枝が多いので、太い


奈良のいけばな教室日記と3分でわかる花を上手にいけるコツ 【奈良 瑞浪 調和 チームビルディング】
3月2週目の備忘録です。 その週に行ったお稽古内容と、花の取り合わせ、植物のちょっとした豆知識を掲載しています。 花の取り合わせや豆知識は普段のお花選びの参考にしていただけます。 今週は奈良教室でのお稽古が中心で、11日の金曜日に岐阜県瑞浪市に行き、瑞浪教室の生徒さんの支部展出瓶の指導を行いました。 8日火曜日は、夕方と夜に奈良教室でお稽古を行いました。 夕方は自由花を、桃、菜の花、スイートピー、スチールグラスを使って行いました。 桃の華やかさをスイートピーの桃色と白色で補い、菜の花で締めるという形で行いました。 夕方は、彼岸桜の1種生を行いました。 小枝が多く、慣れた方でもなかなか難しいのですが、がんばっていけてくださいました。 手直し前です。 手直し後はこんな感じになりました。 10日木曜日と12日土曜日も、夕方に奈良教室でお稽古を行いました。 この日も自由花で、桃、菜の花、スイートピー、スチールグラスを使いました。 8日もそうだったのですが、皆さん基本的な形は上手くいけてくださります。 縦や横、斜め、放射などの構成を決めてから皆さんいけ始め


奈良のいけばな教室レポートと3分でわかる花 【奈良 高の原 日本料理おばな オクラレルカ】
3月1週目の備忘録です。 その週に行ったお稽古内容と、花の取り合わせ、植物のちょっとした豆知識を掲載しています。 花の取り合わせや豆知識は普段のお花選びの参考にしていただけます。 【お稽古レポート】 今週は奈良の教室と、日本料理おばなさん、高の原の十字屋カルチャーセンターさんでお稽古をしました。 日本料理おばなさんでは、生花は桃と菜の花の2種生を自由花はフリージア、オクラレルカ、カラーを使用しました。 自由花は、黄色いフリージアを中心にして、オクラレルカを添えて、カラーで締めるという感じにしました。 高の原の十字屋カルチャーセンターでは、節句2日前ということもあり、生花は桃の1種生をしました。 自由花はフリージア、オクラレルカ、カラーでしました。 作品を作られている時は、真剣で、皆さん集中されて、花と、自分と向き合ってらっしゃいます。 桃の生花は、桃らしく女性のように柔らかくすぐやかに生けることを意識していただきました。 奈良教室では、桃と菜の花の2種生を行いました。 【取り合わせについて】 ここから取り合わせに関してです。 さて、この時期はどの


奈良のいけばな教室日記と3分でわかる花 【奈良 日本料理おばな ホテルアジール 桃】
2月4週目備忘録です。 26日にホテルアジールアネックスさんで、 商談会が行われまして、 その際にいけばなの展示をさせて頂きました。 ありがとうございました。 日本料理おばな様でのお稽古と、奈良教室でのお稽古の様子です。 日本料理おばな様では、桃の節句を控えてということもあり、 桃の生花(しょうか)1種生けと、桃を中心の素材とした自由花の お稽古を行いました。 桃は女性的に、梅は男性的にといけばなの世界では言われるのですが、 桃の枝は丸みがあり、独特の柔らかさが女性に例えられます。 今は奈良では梅がまだ咲く時期で、桃はそのあと、桜と同じくらい、 もしくは4月に入ってから咲き始めます。 最近では、ハウス栽培の物が増えたため、 桃の節句までに花屋さんの店頭に桃が並び、 2月後半~3月前半のイメージが強いのですが、 これは人為的に作り出されたもので、 自然とはおよそ1ヶ月くらい違います。 桃の枝は当初、まっすぐのびるのですが、 1年がたつと、枝先を桃自ら、ヤニで黒く固めてしまいます。 そして、次の年、そのヤニで止まった枝先の下から 次の枝が伸びてきます


奈良の生け花教室 池坊中央研修学院 専門科B 第4期
先週は1週間、月曜~金曜まで奈良から京都にある池坊の本部まで 生け花の学校のために通っていました。 3年前から、京都の池坊本部にある池坊中央研修学院という 学校に毎年通っています。 こちらは主には池坊の看板を背負って教授者としての道を 歩みたい方が学ぶ場所です。 午前中は講義、午後からは実技という形で行われています。 奈良から毎日通うとなると、なかなか大変なのですが、 生け花教室を運営していく上での基礎となる 花の技術や知識を体系的に教わることができるので、 楽しく通わせてもらっています。 こちらの中央研修学院に在籍される教授の先生方は 池坊の家元から直接、教授として任命されていまして、 全国から選りすぐられた教授陣をそろえています。 この教授になるのもかなり狭き門ではあります。 私の父も昔はこちらの道を目指していた時期がありました。 話は戻りますが、この週は、月曜~金曜までそこで作品をいくつか 生けました。 通常は5日間丸々授業があるんですが、 今期は最後ということもあり、最後の1日は終了式に使われますので、 4作を4日でいけるという形になりま