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奈良の生け花教室レポートと3分でわかる花 【奈良 高の原 瑞浪 奈良女子大学 イオンモール高の原 かきつばた】

5月4週目の備忘録です。

その週に行ったお稽古内容と、花の取り合わせ、植物のちょっとした豆知識を掲載しています。

花の取り合わせや豆知識は普段のお花選びの参考にしていただけます。

【教室レポート】

今週は、奈良教室、イオンモール高の原JEUGIAカルチャーセンター、瑞浪、奈良女子大学でお稽古をしました。

奈良教室では、24日、26日、28日とお稽古をしました。

生花は1種生でかきつばたと、3種生で花菖蒲、そけい、蝦夷菊でしました。

自由花は姫がま、小葉のずいな、アスター(蝦夷菊)、鳴子百合でしました。

かきつばたは、女性らしくいけるのが特徴です。

上手く生けていただきました。

3種生は、古くは松竹梅のみ生けられる習いであったのですが、それが昭和32年に正式に3種生という形で正式な型として発表されました。

もとは松竹梅なので、いけあげると、格調高いというか、めでたいというか、豪華というかそんな雰囲気に仕上がります。

自由花は姫がま、小葉のずいなの線の美しさを表現して頂きました。

27日は第6回目の『いけばなを楽しむ会』を奈良教室で行いました。

いけばなを楽しむ会は毎週金曜日に行っています。

今回は2名の参加でした。

お1人はかきつばたの生花を、もうお1人はご自身でお花を買ってきて、自由花をいけられました。

23日は奈良女子大学でのお稽古でした。

自由花をしました。

自由花は縞がま、小葉のずいな、アスター(蝦夷菊)、鳴子百合でしました。

新しく3回生が体験に来てくれました。

また新入生が1人見学に来てくれました。

見学だけだと面白くないので、残り花で少しやってもらいました。

皆さん、上手に生けていただきました。

24日の夜はイオンモール高の原のJEUGIAカルチャーセンターでお稽古でした。

生花はかきつばた、自由花は縞がま、小葉のずいな、アスター(蝦夷菊)、鳴子百合でしました。

縞がまの葉が弱かったので、形良く仕上げるのに苦労してらっしゃいましたが、上手に生けていただきました。

かきつばたも初めてでしたが、上手に仕上げてくださいました。

25日は岐阜県の瑞浪で月1回のお稽古でした。

花屋さんにこういう花を入れてほしいとお弟子さんを通じて伝えて頂いたので、

それなりの雰囲気のものが届いていました。

あとは、お弟子さんが持ち寄った花材も、少しずつどういうなのがいいというのがわかって来られたみたいです。

初回の頃に比べると随分見る眼が変わってきました。

以上、教室レポートでした。

【本日の花】

花の紹介です。

今週はかきつばたをあげたいと思います。

この季節、ちょうど花の盛りを迎えています。

今年は、京都の上賀茂神社の境外にある摂社に大田神社という神社があります。

この大田神社にある大田の沢のかきつばたは国の天然記念物に指定されています。

『神山(こうやま)や 大田の沢の かきつばたふかきたのみは 色にみゆらむ』と

千載和歌集の編者の藤原俊成に平安時代に歌われました。

実は、今年ここで大事件があったそうです。

今年は猛暑だったので、5月上旬くらいが花がみどころではあったのですが、事件というのは花が咲くのがいつもより早かったというわけではないです。

ある動物によって花芽を食べられてしまい、例年の3分の1くらいしか花が咲かなかったそうです。

そのある動物というのが、、、、奈良でも有名なあの動物なんです。

そうです、鹿ですね・・・

鹿が沢に入って、むしゃむしゃと食べてしまったそうです。

鹿の習性として、1回行けたら、次からどんどん仲間を呼んでくる習性があるらしくそれでかなりの部分がやられてしまったそうです。

そういえば、最近、奈良の百豪寺町にある庭木屋さんに行ってきましたが、そこも高円山から下りてくる鹿とだいぶ戦ったそうです・・・

でも、置いてた木や草もかなり食べられてしまって、被害を受けたって話でした。

かわいいんですけど、結構やることえぐいんですよね。。。

因みにそのガーデン屋さんはここです。

昔、実家でヤギを飼っていたらしい、やぎおさんという方が紹介してくださっています。⇒ならまが『GREEN PEOPLE』

完全に鹿の話にすり替わってしまってましたが、そうかきつばたの話でしたよね。

かきつばたは女性らしくいける、花菖蒲は男性らしくいけると良く教えられます。

特に女性は昔から、腰が特徴的だと言われます。

女性的にいけるには、曲線というよりも、より具体的に言うとしたら腰ということなのかなと感じます。

すなわちかきつばたで言うと、上の写真の←部分が大事だと思います。

いけばなの中で、一般的に腰というと、上の⇒の部分のことをいいますが、かきつばたにおいては、←の部分が艶やかにみえることで、美しく見えるのかなあと思っています。

参考にしてみてください。

当教室を引き続きよろしくお願いします。

田中 拝

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