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奈良のいけばな教室レポートと3分でわかる花 【奈良 高の原 奈良女子大学 芍薬】

  • 田中トシユキ
  • 2016年5月19日
  • 読了時間: 3分

5月2週目の備忘録です。

その週に行ったお稽古内容と、花の取り合わせ、植物のちょっとした豆知識を掲載しています。

花の取り合わせや豆知識は普段のお花選びの参考にしていただけます。

【お稽古報告】

今週は奈良、高の原でお稽古をしました。

9日の月曜日は奈良女子大学でのお稽古でした。

久しぶりにお稽古に来てくれた4回生と、

新入生も来てくれました。

自由花をしましたが、

バイカウツギ、アンスリューム、ブプレリューム、手鞠草、鳴子ゆりでした。

新入生は元々、中学の時にいけばなを公民館で習っていたそうで、

手際よくいけてくれました。

当日の様子は動画でご確認もいただけます。

10日、12日は奈良教室でお稽古がありました。

生花は花菖蒲をしました。

自由花は花菖蒲、姫がま、手鞠草、ダイアンサス、鳴子ユリをしました。

花菖蒲は久しぶりという方が多く、

葉組み(葉組みについて)に皆さん手間取っていらっしゃいました。

葉をたわめたりせずにまっすぐに生けるのが花菖蒲らしさを出す1つのポイントです。

今年は花菖蒲が不作だそうで、少し変わった花首をした花菖蒲も入っていました。

12日のお稽古では、花菖蒲以外に、

芍薬のお稽古もしました。

芍薬はあまり葉をとりすぎずに、

いけるのが芍薬らしさを表現できます。

ですが、なかなか大きめの葉しかないのが、実際のところです。

綺麗にいけていただきました。

12日の夜は高の原教室でのお稽古でした。

生花は花菖蒲を、

自由花は花菖蒲を中心の花材でおこないました。

花菖蒲は初めての方でしたので、1瓶見本をいけて、それを生けなおししてもらいました。

自由花は線を上手く生かして、いけていただけたと思います。

お稽古風景の動画もこちらでごらんいただけます。

【今週の花材】

今週は芍薬についてお話しようと思います。

芍薬は花の宰相と呼ばれる、

ボタンに似た花です。

漢方薬として、

根を乾燥させて使用されます。

ギリシャ神話の中で、

ゼウスの妻レトの出産の際の陣痛を和らげる薬として、

芍薬を使用したといわれる、パイエオンから、

学名のpeonyが取られているというのは

有名な話です。

先ほどもあげましたが、

芍薬をいけるときは、葉をあまりとらずに、

芍薬らしさをだすようにするのが必要なのですが。

なかなか、花屋さんでは大きい葉のものしかないのが、

実情です。

兵庫県産らしいのですが、小さい葉であれば、

いけるときにも邪魔になりませんので、

そういったのを選ばれたほうがいいと思います。

大きい葉しかない場合は多少テクニックが必要になりますが、

その辺りはお稽古でお伝えできればと思っています。

今週の作品は動画でもまとめてあります。

また、生徒さんの作品ギャラリーは

WEBページとinstagramにものせてますので、

そちらでご覧下さい。

それでは、引き続き当教室をよろしくお願いします。

田中 拝

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