奈良の生け花教室日記と3分でわかる花を上手にいけるコツ 【奈良 高の原 日本料理おばな 葉の取り方】

4月3週目備忘録続きです。

その週に行ったお稽古内容と、花の取り合わせ、植物のちょっとした豆知識を掲載しています。

花の取り合わせや豆知識は普段のお花選びの参考にしていただけます。

奈良教室では、15日にリアトリスのお稽古をしました。

手直し後です。

花屋さんの都合もあり、

5本しか入っていなかったので、

5本生けでやりました。

5本は間合いの取り方が難しいので、

初心者には難しく、あまりしません。

12日の夜は高の原の十字屋カルチャーさんで

お稽古でした。

生花はリアトリス、自由花は金葉こでまりを主材としておこないました。

綺麗にいけていただきました。

自由花はすこしずつですが、立体感を意識して

いけて頂けるようになりました。

生花は今一度リアトリスを来週もいけていただこうと思っています。

15日は日本料理おばなさんでのお稽古でした。

自由花・生花をしました。

自由花は金葉こでまり・カラー・鳴子ゆり・SPカーネーション・デルフィニウムでした。

金葉こでまりを主材にして、カラーを副材に、

デルフィニウムとSPカーネーションはアクセントとして、

鳴子ユリで根元を締めました。

生花はリアトリスをしていただきました。

なかなかためが効かない花材でもあり、

生けているときに、何本か折られてらっしゃいました。

折ってしまって、加減を覚えていけますので、

積極的にチャレンジしていくのは非常に良いことだと思います。

料理人の方達なので、

日々の料理や仕込みの中で、色々と挑戦されているので、

花を生けるときも折れることにあまり躊躇なく

ためをされています。

お弟子さんの中にも、さまざまな性格の方がいて、

ためることや、葉をとることに躊躇される方がいらっしゃいます。

今回、お稽古していて、花の命はあるにせよ、

積極的にためたり、取ったりするチャレンジをしていくことで

普段、躊躇されている方もいけばなを通じて

1つ性格の殻を破るきっかけを作れるのかなと

感じました。

話はそれますが、

いけばなでは花葉を取ったり、枝をためたりします。

非常に作為的であるのですが、

いけばなとは

『自然から切り取られて秩序を失った草木(そうもく)に

新に美しい秩序を与えること』と言われています。

言葉だけ見ると、整理とか整頓、英語でいうところの

arrangementという言葉があてはまるのかもしれません。

ですが、そこには草木の命というものがありますし、

それを尊重して、草木の出生(しゅっしょう)生まれ持った

性情や特徴のようなものですが、

それを想像しながら、制作をしていくものです。

花や葉を取ることも、言葉としては整理や整頓という言葉が

あてはまり、アレンジメントという言葉にあてはまりますが、

こちらも、花や葉を取るときにはその命を尊重しつつ、

その花・葉をとることで、他の残された花・葉が生きるという

考え方を池坊いけばなはもっています。

花や葉を整理することは、

私たちは花や葉を『捌く(さばく)』といいます。

この捌くという言葉に、

命への尊重などそんな意味も含まれているのかも

しれません。

花や葉を整理することを躊躇する気持ち、

それも実は植物に対して敬意を払った

とても良い感情なのかもしれません。

チャレンジする気持ちと躊躇する気持ち

その双方をバランスよく持つことが

常に草花の命に対して緊張感を持ち

続けられるのかもしれません。

お弟子さんが殻を破っていけるそんな指導を

心がけていきたいなと思います。

当教室を引き続きよろしくお願いします。

田中 拝

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