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奈良のいけばな教室日記と3分でわかるいけばな 【奈良 高の原 瑞浪 いけばなと観光】

2月2週目のお稽古の様子です。

これを通してお花の取り合わせや名前などを知っていただければと

思います。

2月9日火曜日は高の原の十字屋カルチャーセンターでのお稽古でした。

高の原では今週は、生花(しょうか)が柳とアイリスの2種生、

自由花がラッパスイセン、雪柳、菜の花で行いました。

生花は柳を主体に、アイリスを根締として、

自由花はラッパスイセンを主体に、

雪柳で作品の中に動きと変化をつけ、

菜の花を根本に挿し、引き締めるという形です。

皆さん、制作をされている間は、黙々と行われます。

自分自身の手にした草木と真剣に対話することで、

日常の悩みや考えていることを一時的に忘れ、

作品を作ることに集中されています。

高の原教室では、普段お仕事をお持ちの方が多く、

生けあがって、手直し後は、一つの達成感を得て、

また次の日からのお仕事や日常生活に戻られていきます。

2月10日水曜日は岐阜県の瑞浪市の教室でのお稽古でした。

来月に支部が開く展覧会が行われますので、

瑞浪の教室ではそれに向けてのお稽古を行いました。

瑞浪では京都のように花屋さんでの花材事情が

あまり良いわけではない中、

其々に、皆さんで花材をご自身で用意して頂いています。

ユーカリ(ポポラス)の枝を自宅の木から切ってもって来られたり、

山吹の種のついた枝を持ってこられたり、

様々な花材を用意されていました。

花を生ける際に、足で集めるということをたとえて、

足で生けるという表現をよくしますが、

花材を見る目を養うことがまず第一に花をいけることの技術よりも

必要になってくると、私は思っています。

花屋さんが選んでくれた花材の一つ一つをしっかり見つめる事で、

そのような目は養われると思いますし、

そういう指導を心がけていかないといけないと思っています。

2月13日土曜日は毎週1回

いけばなを楽しむ会と称して、

私が今実験的に行っているお稽古でした。

奈良という土地柄、観光の方が非常に多い場所で

近年も小売、飲食といった店が、京都程ではないですが、

増えていっています。

そのような中で、色々な方にいけばなを

1回1000円ほどで手軽に学んでいただき、

お店や会社などに飾って頂くことで、

奈良をより文化度が高い観光の街として

外に発信していく機会が増えると思っています。

先日奈良のスーパーホテルLOHASさんで、

正月花を飾らせて頂きましたが、

観光でこられてる海外の方からの反響も良かったそうで、

それを個人の活動ベースで草の根的に増やしていければ

面白いのではないかなと思っています。

いけばなを楽しむ会の本格的なスタートは

まだ、器などの道具の選定が出来ていない事もあり、

3月入ってからになりそうですが、

まずは私の知り合いの方からお声をかけていこうと

思っています。

この日のお稽古は今、指導させて頂いている方は

華道教授を目指されている方なので、

同じ花材で毎週いけて頂いています。

以下が、指導前と指導後です。

何事も基本が大事ということです。

長い文章におつきあい頂き、ありがとうございました。

引き続き、当教室を応援よろしくお願いします。

田中 拝

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