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奈良のいけばな教室レポートと3分でわかるいけばな 【奈良 いけばなを楽しむ会 現代といけばな】

4月3週目備忘録続きです。

その週に行ったお稽古内容と、花の取り合わせ、植物のちょっとした豆知識を掲載しています。

花の取り合わせや豆知識は普段のお花選びの参考にしていただけます。

15日の晩に第1回目のいけばなを楽しむ会を行いました。

合計5名の方に参加していただきました。

ご参加して下さった皆様ありがとうございました。

因みにこの先生っぽい方は、参加者から先生と呼ばれていましたが、

主催者ではありません笑

この中に主催者がいますが、

実にわからないように上手く溶け込んでいます。

こちらで美濃焼の器を用意させていただきました。

もちろんこれは全て

参加された方にさしあげています。

たまたま岐阜にある父の稽古場の方が

美濃焼の産地ということもあり、

そこで仕入れさせていただいています。

こんな感じの洋花でも違和感なくしようして頂けます。

黒と白の器はたいてい何にでも合うので、

非常に満足しています。

6歳の時に親の強制で池坊に入門しました。

元来、あまりいけばなは好きではなく、

ただ大学の研究テーマにしていたこともあって、

少しは父に稽古をしてもらっていました。

前職をやめてから、実家のこともあり、

いけばなをどっぷりとやるようになり、

自分の心境に色々と変化が起こる様を

身をもって体験しました。

いけばなは古くから男性のたしなみ、

商人のたしなみとして、

江戸時代以降残り続けてきました。

明治・大正・昭和年間になり、

女学校教育にとりいれられるようになってから、

女性のたしなみとして

世の中のイメージが変化してきました。

江戸時代は商人の時代、約250年に渡り続きました。

その後の時代は165年です。

江戸の250年にわたり、商人の中で

いけばながされる意味というのが

あったので、されていたと思います。

また当時は電気がないぶん、今よりも

活動時間が短く、また、植物の流通機能が

ない中でお稽古をするわけですから、

今よりもいけばなをする環境は悪かったともいえます。

個人的に、ここ数年いけばなに関しての仕事に携わり、

自分自身、その中にある要素が

経済活動を中心に動いている現代社会に

必ずやマッチするんではないかなと思います。

そんな想いで、とりあえずいけばなのサロン的な物を

やってみようと思い、はじめてみました。

そんな中でも、参加者の方から、

このようなご意見も賜りました。

こちらの方は2年ほど前に私の友人の方の

ご自宅でいけばなの体験をしたときにも

1度いけばなをして頂いている方です。

『木の枝に挿す、という不自由さ、挿せる本数も限られるので、

前回の何倍も何倍も考えたし、挿した花をよくよく見ました。

見ているとどんどん感じ方も思いつくことも変わってきて、

それがとても面白かったです。私は次回も本日のように枝を使うなど、

限られた条件で出来ればやってみたいです。』

他の方の言葉を通して、いけばなについて語って頂くと、

色々と私自身気づいていなかったことに

気づかされます。

こういう中にもいけばなが存在しえた理由が

隠れているのかなと感じます。

サロンは毎週開催しています。

Facebook上でイベントページ(※限定招待)を作ったり、

いけばなを楽しむ会名義でグループページを作っています。

インスタグラムもあります。

将来的には、奈良の中小企業さんや個人事業主さんの

輪というのも広げていき、

いけばなを通じて奈良のお店に訪れるお客様に

喜んでいただき、奈良の店舗さんの価値をあげる

そんな取り組みに広げていきたいとおもっています。

この取り組みを通じて、

いけばなをされた事のない多くの方の暮らしの中に、

いけばなのある暮らしを取り入れていけたらと思っています。

当教室を引き続きよろしくお願いします。

田中

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