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奈良のいけばな教室レポートと3分でわかるいけばな 【奈良 瑞浪 立花とは】

4月3週目備忘録続きです。

その週に行ったお稽古内容と、花の取り合わせ、植物のちょっとした豆知識を掲載しています。

花の取り合わせや豆知識は普段のお花選びの参考にしていただけます。

13日は岐阜県の瑞浪にある教室にいってきました。

今のところ月1回しかいけないので、

その分できる限り多くの事を

お伝えしたいと思っています。

いつも10時過ぎに到着するのですが、

それから昼過ぎまでは

主に雑談が続きます。

3月の支部展の出瓶の際の

感想や、そのときの報告を聞きました。

その他に最近の世の中の情勢で

感じていることなどを

意見交換しあったりといった感じです。

今回からは少し

花材の選び方についての話も

ふれさせていただくようになりました。

そして、お昼を食べてから、制作を始めます。

実質3時間強しかないので、

結構バタバタと終わってしまいます。

月1回だけなので、

1つでも多くのことを伝えられたらという気持ちで

お稽古させていただいています。

京都に比べ、地方だとやはり花屋さんの

いけばなの花材に対する知識が少し落ちますので、

任せていますと、お互いによくないということで、

これからは花屋さんと積極的に意見交換をして

いって下さいとお話してました。

お花屋さんや道具屋さんあっての我々なので、

そこの辺りの敬意や感謝は忘れずに、

意見交換をしていけたらと思っています。

17日は奈良教室で、立花の研究会を行いました。

12月以来ですので、3ヶ月ぶりになります。

今回はガーベラやオクラレルカ、タニワタリを使った

基本の立花をやりました。

これは私が生けた見本です。

なかなか地方の花材事情がよくない中、

お花屋さんに頑張っていただきました。

こういう花材だと個人的にはもう少し明るい色か

銅よりも陶器やガラスの方がいいかなと感じます。

こんな感じでやっています。

今回は、昼過ぎから始めて、

少し講義をはさみながら、

デモンストレーションで

私が生けながら説明していきました。

ちょっと講義部分と説明が

かぶるところがありましたので、

その辺りは次回は省いていこうかと

反省しています。

個人的には立花を始めて

ようやっと池坊いけばなの

スタートに立ったといえると思っています。

元々、室町時代に立花が誕生しました。

そして、その立花が時代の変化で

形を変えて現在残っている

様々な花型が生まれています。

池坊いけばなの作品の美観は

ある意味立花の流れを汲んでいると

言ってもいいと思っています。

因みにあまり立花をご存知ない方に

立花の見分け方をお伝えしておきます。

立花は花器の口から4cm~5cmくらい

幹みたいな太い棒がみえまして、

それがあれば間違いなく立花です。

こんな感じのが見えたら立花です。

これを知るだけで、あなたもいけばなをやってなくても、

いけばな通になれます。

綺麗にいけあげようとすると、僕で2時間、

初めての方だと5~6時間はかかってしまいます。

生けあげた時の喜びと達成感は

なかなかのものです。

フルマラソンとはいかなくても、

ハーフマラソン走ったときの達成感くらいは

あるかもしれません。

僕がフルマラソンを走ったことがないだけなので、

もしかしたら人によっては

フルマラソンくらいの価値もあるかもしれませんが・・・

ということもあって、毎回お稽古が

フルマラソンやハーフマラソンだと大変なので、

普通5kmとか10kmのランニング程度に

ランナーの方も練習を留められるのと同じで、

いけばなが江戸時代に

庶民向けに普及したときには、

時間がかかりすぎるという理由もあり、

生花(しょうか)という花型が誕生することになります。

かなり話が脱線してしまいましたが、

当教室を今後ともよろしくお願いします。

田中 拝

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