奈良のいけばな教室日記と3分でわかる上手に花をいけるコツ 【奈良 西大寺 高の原 彼岸桜】
3月3週目の備忘録です。
その週に行ったお稽古内容と、花の取り合わせ、植物のちょっとした豆知識を掲載しています。
花の取り合わせや豆知識は普段のお花選びの参考にしていただけます。
【お稽古報告】
今週は、奈良と高の原でお稽古をしました。
また、西大寺のウェルネス倶楽部さんで4月開校向けのいけばな教室の説明会を行いました。
14日は黒芽柳と小菊の生花をしました。
黒芽柳ではなく赤芽柳を頼んでいたのですが。。。
手直し前と手直し後です。
全体的にすっきりとするように手直しさせて頂きました。
奈良教室では、15日の火曜日は自由花を行いました。
大輪菊、木藤、イキシアの作品は、木藤の枝の曲りと、イキシアの真っ直ぐな線を対称にして、盛花風に仕上げた形です。
もう1つのカラテア、ラナンキュラス、カーネーション、カスミ草は、カラテアの葉を大きく見せ、それを背景に他の材料を配しました。
続いて、夜は高の原教室でお稽古でした。
高の原教室では、彼岸桜の生花と、アスパラガス・ガーベラ・イキシャ・スチールグラスでの自由花をしました。
生花の彼岸桜は小枝が多いので、太い枝と小枝の両方を生かしていけてあげます。
自由花は、アスパラガスの柔らかな様子に、イキシャの真っ直ぐな線を合わせ、ガーベラで彩りをつけ、根元も締めました。
今回は動画撮影用に専門の方に来ていただきました。
17日木曜日は奈良教室でお稽古でした。
桜の生花をしました。
写真を撮り忘れてしまいましたが、桜らしく横枝が広く広がる感じで
いけて頂きました。
19日土曜日の奈良教室のお稽古では、
新風体生花を行いました。
材料は、桜、イキシャ、オーニソガラムでした。
上手くいけて頂いたと思います。
桜の枝の曲りと、イキシャの真っ直ぐな線の対称が綺麗で、前に配したオーニソガラムも良く効いています。
その後、4月から西大寺のウェルネス倶楽部さんで開校予定のいけばな教室の説明会でお話し・デモ・体験をさせて頂きました。
イベントに夢中で写真を撮り忘れてしまいました。。
説明会中に展示していた作品の写真をあげておきます。
デモンストレーションでは、桃の1種生けを行いました。
私も献花させて頂いた伏見稲荷や、父が献花した伊勢神宮では4月に献花祭を行いますが、ここでは紅白の桃の花がいけられますという様な、桃に関する話をしながら、デモンストレーションをしました。
個人的にはデモンストレーションの間におこる間がたえれないので、手品風に演出できたら最高だなと思っています。。
現在も受講生を募集しています。
今回の教室では、型を教えるいけばなの指導は一切しません。
植物の特性を知って頂いて、その上で誰かが作った型ではなく、自分自身の型を作ってもらえるような講座にしていこうと思っています。
話題のいけばなというタイトルのものです。
こちらです→奈良ウェルネス倶楽部
【今週の取り合わせ】
今週は色々とありましたが、比較的今の時期に手に入り易いもので
紹介したいと思います。
連翹・丸葉ルスカス・カスミ草や、彼岸桜・ナルコユリ・菜の花のような
組み合わせが時期としてはいいのではないでしょうか。
街中でも連翹の花が咲き始めました。連翹の黄色い花に、
ルスカスの緑が映えると思います。
またカスミ草を少し前に配せば、より柔らかい雰囲気を出してくれると
思います。
お彼岸シーズンの今時期ですと、彼岸桜も手に入ります。
また、川べりでは菜の花が咲く時期になりました。
私も先日桂川の河川敷で菜の花を摘んできました。
お花屋さんの菜の花に比べると、華奢なものが多く、
いけばなにするにはちょうど良いものが野には多く咲いています。
先日もブログに書きましたが、3月末からか、4月以降になると
思いますが、教室の空き時間を使って、
いけばなを楽しむ会を始めたいと思っていますので、
また個別にお声をかけさせて頂きます。
因みに下の写真のようなものを季節や時期に応じていけて頂ける会にしたいとおもっています。
引き続き当教室をよろしくお願いします。