奈良のいけばな教室日記と3分でわかる花を上手にいけるコツ 【奈良 高の原 柳腰について】
2月3週目の備忘録です。
今週は、高の原の十字屋カルチャーセンターと
奈良教室でのお稽古を行いました。
まず火曜日に高の原の十字屋カルチャーセンターで
お稽古をしました。
本来なら2、4週がお稽古日でしたが、
来週は少し用事があるという事もあり、
第3週に振り替えて変更して行いました。
高の原では、自由花は桃、アイリス、菜の花
生花は桜の1種生を行いました。
自由花は桃の枝を中心にして、形を作って頂きました。
桃の桃らしさを生けることが大変大事で、
特に丸みをおびて枝分かれをする様子や、
ヤニで枝がとまり、その下から枝が分かれて出てくる様子を
表現してもらいました。
菜の花は根本を締めるために花の色と葉を用い、
アイリスを使い、作品全体の和を繋げました。
続いて、桜の生花です。
桜は一般的に春の花で、山桜をいけることが多いのですが、
10月~3月の陰の季節にもいけることがあります。
けいおう桜や、寒桜といったものが陰の季節に咲く桜です。
山桜には厳しく決まりが決まっていますが、
それ以外の桜に関しては特に決まりもないので、
通常通りにいけてもよいとされています。
付いている枝を上手く生かして、
生ける必要がありますが、
なかなかそれが難しく、
初心者では生けあげにくいものになります。
この日は頑張っていけて頂きました。
少し難しかったかもしれませんが、
皆さん真剣にお稽古して頂きました。
金曜日は奈良の教室でお稽古をさせて頂きました。
この日も、毎回の柳と小菊の生花のお稽古を行いましたが、
徐々に形を覚えて頂いているようです。
先週の物と比較して頂くと、
形が綺麗になってきました。
この後、手直しを行いました。
花器の形に合わせた腰のつけ方を
まず覚えて頂きたいので、このようなお稽古を
繰り返しやって頂いています。
腰というのは上の写真の真ん中に見える柳の
下から4割くらいの所が少し左側に出っ張っているのが
わかると思うのですが、これを腰と呼んでます。
横から見たときの人間の腰のように見えるから
そのように呼びますが、なかなかこれを
綺麗な形にするのが難しいんです。
昔から女性の腰のくびれは
女性らしさを表す象徴で、
ある種の艶やかさの代名詞としても
有名です。
そのような腰のつけ方を
柳を使ってつけれれば理想だと考えています。
知る事とできる事は違うということで、
なかなかこれは指導しないとできない
単純そうで難しい技術です。
引き続き当教室の応援をよろしくお願いします。