奈良のいけばな教室 正月の花

あけましておめでとうございます!

今日から生け始めという事で、松竹梅と万年青をいけました

松竹梅は祝い事などおめでたい席では必ず出てくる名前の一つです

松は常緑で、平安を意味する事から、不老不死に古くから

かかわりの多い植物です

中国の古典絵画には仙人が松の木と一緒に時折描かれています

”松食水飲”という言葉があるのですが、

これは仙人になるための修行であり、

その字の通り、松だけを食べ、水を飲み生活することで仙人になれると言い伝えられているものです

また、日本では古くから現在の神社の原点とも言えるアニミズム、

いわゆる精霊信仰が盛んですが、

松には古くから神が宿るとされ、神が降りる木、

すなわち、神を待つ木として松と名付けられたという話もあります

竹も常緑で、冬も青々としている姿を、

梅は冬に本格的に花をつける姿を、

昔は冬は死の季節・陰の季節として捉えられていたので、

このように生命力の強い物を縁起が良いと

捉えていたのだと思います

万年青は赤い実がたくさん固まってつくことから子宝や子孫繁栄を

連想させます

本来、いけばなの世界では古くは実がつくものは、

実は最終的に”落ちる”前の予兆として考えられ、

めでたい席での使用は嫌われてきました

万年青だけは先の理由から例外としていけられることになっています 今回は剣山ではなく、穴が空いた石を使っています それでは今年も引き続きよろしくお願いします!

特集記事
最新記事